第3回 大阪国際室内楽コンクール&フェスタ入賞団体
概要
- 期間:1999年5月11日~21日
- 応募団体数:202団体
- 会場:いずみホール
- 出場団体数:48団体
各部門受賞グループ
第1部門 弦楽四重奏
第1位 ベルチャ・クァルテット / イギリス
1994年にロンドン王立音楽院で結成され、チリンジリアン・クァルテット、アルバン・ベルク・クァルテット及びサイモン・ラウンド・ジョーンズ氏の指導を受ける。ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、そしてバンフ国際弦楽四重奏コンクールで入賞する。
第2位 カロル・シマノフスキ・クァルテット / ポーランド
1995年にワルシャワで結成。その後、ハノーヴァでハット・バイアレ氏、エーバハート・フェルツ氏及びヴァルタ・レヴィン氏の指導を受ける。フィレンツェの国際ヴィットリオ・グイ・コンクールとハノーヴァのクラシカ・ノヴァ国際コンクールで1位、そしてワイマールのヨーゼフ・ヨアヒム・コンクールで2位等の賞を受賞している。
第3位 プソフォス / フランス
1997年リヨン国立高等音楽院の学生によって結成、同年パリ市立高等音楽院クァルテットクラスに入学。イザイェ・クァルテットに師事し、現在に至る。これまでに、グッビオ国際音楽祭(イタリア)、ペリゴール・ノワール国際音楽祭(フランス)、ウィーン国際夏季アカデミー(オーストリア)に参加し、アマデウス・クァルテット、バルトーク・クァルテット、スメタナ・クァルテットのメンバーに指導を受ける。
第3位 ストリング・クァルテット「アルコ」 / 日本
1995年結成。1997年、JTアートホール室内楽シリーズにてデビュー公演を行う。1998年宮崎国際音楽祭に参加し、また、日本各地でツアーを行っている。東京クァルテットのアイザック・スターン、徳永二男、山崎伸子、原田禎夫の各氏に師事。
第2部門 ピアノ三重奏、ピアノ四重奏、木管五重奏
第1位 エルサレム・トリオ / イスラエル
1989年結成され、その後イスラエル、ヨーロッパ、オーストラリア、南米、米国およびカナダで、アヴェリ・フィッシャー・ホール(ニューヨーク)、ベルリンハーモニック質にあがくホール、アルテ・オーパー(フランクフルト)及びメルボルン・シンフォニー・ホールで演奏や録音を行う。1995年メルボルン国際室内楽コンクールの入賞団体。
第2位 トリオ・ヨハネス / イタリア
1993年、デュオ・マナーラ・ヴォゲーラがチェリストのポリドーリ氏と出会った時に結成。イタリアの最も有名なピアノ・トリオ、トリオ・ディ・トリエステの指導を受ける。ここ2年間は、イタリアの最も重要な音楽祭で演奏する。1997年にベートーヴェンとブラームスの曲を録音した最初のCDを発売。トリエステ国際室内楽コンクールで2位を受賞。
第3位 クインテット・ノクテュルヌ / フランス
1992年に5人の同士の音楽家によって結成する。リヨン国立高等音楽院の大学院コースで満場一致で優勝者となる。ミュンヘンのARD国際音楽コンクールで2位を受賞。コンサート、ラジオ、テレビやCD録音で幅広く活動中。
フェスタ 2名~6名の室内楽(楽器編成は自由)
メニューイン金賞*
バックビート(打楽器四重奏) / イギリス
1995年に結成後すぐに英国の主要な室内楽アンサンブルの1つになり、国営ラジオやテレビで演奏したり、バーセルルームやクィーン・エリザベス・ホール等有名なホールでら数演奏。ロイヤル・オーヴァシーズ・アンサンブル・コンクールで打楽器グループが優勝したのはこのアンサンブルが初めて。
銀賞
エルム・シティー・アンサンブル(ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ) / アメリカ
1997年にフィショフ、コールマン、カルメル、イェロー・スプリングス全国室内楽コンクールで最優秀賞を受賞して、米国内で有名になる。イェール大学で結成され、バッハから現代音楽までの作品で、多彩で張りのある演奏で注目される。
銅賞
デュオ・ヌニェス・パウエルス(ヴァイオリン、ギター) / ベルギー
1994年にブリュッセル音楽院で結成。ベルギーに在住し、定期的にヨーロッパ及び南米で演奏中。レパートリーはオリジナル作品、編曲及びこのデュオのために作曲された現代作品。1997年にパガニーニ、ワイナー、ジュリアーニ及びピアソラの作品をCDに録音する。
特別賞
ザ・ダイナマイツ(クラリネット、ギター、ヴァイオリン、チェロ) / 日本
特別賞
ハバネラ四重奏団(サクソフォン四重奏) / フランス
特別賞
ザダスタン・クワルテット(リコーダー四重奏) / ドイツ
※第1回から第3回のコンクール&フェスタの名誉芸術監督をされた故イェフディ・メニューイン卿の功績を永久に讃えるため、ご遺族の了解を取り、フェスタ部門の最優秀団体に対し、メニューイン金賞を授与しています。