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第4回 大阪国際室内楽コンクール&フェスタ入賞団体

概要

  • 期間:2002年5月14日~23日
  • 応募団体数:180団体
  • 会場:いずみホール
  • 出場団体数:39団体

各部門受賞グループ

第1部門 弦楽四重奏

第1位 タンク・ストリーム・クァルテット / オーストラリア

2000年結成。同クァルテットはシドニーのオーストラリア音楽学校に在籍し、アリス・ウォーテン氏に師事する。2001年7月、メルボルンの第2回国内室内楽コンクールにて優勝。シドニー、パース。ニュー・サウスウェールズの地域で多数のコンサートを行っている。ブラックウッド・リバー室内楽フェスティバルにも参加。リヴィエナ・サマースクールで弦楽四重奏の講師を務める。

第2位 カルドゥッチ・ストリング・クァルテット / イギリス

1993年マンチェスター音楽・演劇芸術院で結成する。アマデウスQ、コウルQ、チリンギリアンQなどの著名なクァルテットの下で勉強する。同クァルテットはイギリス国内の様々な地域、また、ロンドンのパーセル・ルームやロイヤル・アルバート・ホールなどで演奏している。海外での演奏活動は、ギリシャ、ドイツ、イタリア、そしてベルギーなどで行われ、昨夏にはイギリス代表としてアマデウス夏季コースを受けるためのラディクリフ奨学金を受けた。

第3位 レゾナンス四重奏団 / フランス

クァルテットの4人はパリ国立音楽高等音楽院在学中に出会い、室内楽の追求を決める。1997年、パリ地区音楽院でイザイQによるクァルテットクラスに参加、それ以来、いくつかのマスタークラスを受講している。1999年、同クァルテットはパリ国立高等音楽院で研究科のコースの受講を認められ、現在はジャン・サレム氏に師事している。

第2部門 ピアノ三重奏、ピアノ四重奏、木管五重奏

第1位 ジュピター・トリオ / アメリカ

1999年に、サンフランシスコ・ベイエリアの三人の若手演奏家により結成。彼らは著名な曲ではあるも、かつ冒険心にあふれたピアノ三重奏曲のレパートリーに傾倒しており、お互いの考えが一致したことによりトリオを結成した。ジュピター・トリオはワシントン州のオリンピック音楽祭への出演、多数の湾岸エリアでの公演、グアムでの出演、および中西部のツアーを精力的に行っている。

第2位 ジャリナ・トリオ / デンマーク

1995年結成。イギリス、スカンジナビア、オーストラリア、そしてアメリカのカーネギー・ホールやチボリ・コンサート・ホールで演奏を行う。アイザック・スターン室内楽ワークショップや、ニューヨークとエルサレムでの室内楽エンカウンターに招かれる。トラパーニ及びトロンハイム国際室内楽コンクール、デンマークラジオ室内楽コンクール、そしてブルガー・キング財団室内楽コンクールで優勝。今年新たにCDをリリース予定。

第3位 オイルス・トリオ / ドイツ

同トリオは2000年、ドイツのハンブルグで結成。N.シュミット氏に師事し、ボザール・トリオのメナヘム・プレスラー氏、ブルーノ・カニーノ氏、グァルネリQ,ボロディンQのマスタークラスに参加。2001年、ウィーンでのヨーゼフ・ハイドン国際ピアノトリオコンクールで3位。2001年ミュンヘン・コンサート協会のコンクールで3位と聴衆賞を受賞。ドイツ、オーストリアでのラジオとテレビに出演する。


フェスタ 2名~6名の室内楽(楽器編成は自由)

メニューイン金賞*
デュオ・ロマノフ・クガエフスキー(バヤン、ドムラ) / ロシア

同アンサンブルは、ノヴォシビルスクで2001年5月結成以来、ロシア国内で精力的にコンサートをおこなう。2001年12月、国際グランプリコンクールで、ゴールドアコーディオン賞を受賞。2人が演奏するドムラとバヤンは、ともにロシアの代表的な民族楽器で、彼らはこの2つの楽器を使い、ヴィヴァルディやスカルラッティ等のイタリア古典音楽や、ロシアの伝統的な音楽家ら、現代音楽までその幅広いレパートリーはクラシックから現代音楽までに及ぶ。

銀賞
クラシック・ドムラ(ドムラ6、ピアノ、バラライカ、パーカッション) / ロシア

同アンサンブルは1989年、ロシアの音楽家、ラリッサ・デムチェンコ氏によって結成される。ロシアの民族楽器であるドムラを広く知ってもらうために、現在プロのドムラ演奏家の学校を運営している。ドムラの独特な音色で奏でられるバロック、クラシック、モダン音楽はヨーロッパの国々でクラシック・ドムラを有名にし、3つの大きなコンクールで成功を収めた。昨年より、同グループは4人の孤児を引き取り、共に暮らし演奏している。

銅賞
ミカレフ・イナンガ・ピアノ・デュオ(ピアノデュオ) / イギリス

二人は1994年にロンドンの王立音楽院でアーロン・ショール氏とマーティン・ロスコー氏に師事する。コンクールの出演経歴は、第9回国際シューベルト・ピアノデュオ・コンクール、第45回ミュンヘン国際コンクール(2台のピアノの部)である。彼らはバイエルン・ラジオ放送のオーケストラと共にBBCラジオとカナダのCBCラジオで生放送を行った。デビューCDはROSLレーベルより1997年10月リリースされ、評論家の賞賛を受けた。

フォークロア特別賞
楊静&結アンサンブル(中国琵琶、ヴァイオリン、チェロ、マリンバ) / 日本

※第1回から第3回のコンクール&フェスタの名誉芸術監督をされた故イェフディ・メニューイン卿の功績を永久に讃えるため、ご遺族の了解を取り、フェスタ部門の最優秀団体に対し、メニューイン金賞を授与しています。